Skip to content

ミッションに準じ、事業戦略と連動した組織作りを。ログラス初代CHROを支える信念とは――CHRO1年目の挑戦vol.1

読了目安:7分

「事業戦略と組織戦略は連動する」「経営に資する人事」――。ここ数年、人的資本経営が重視される中、そういった言葉がよく聞かれるようになった。経営データの収集・管理・分析を行う「Loglass 経営管理」などを運営する株式会社ログラスの竹内將人氏は、その考えを最も意識している一人だ。その竹内氏が2026年5月に同社のCOOから、初代CHROに就任した。

竹内氏はセールス、事業開発、COOなど事業サイドが中心のキャリアを歩んできたが、それは常に人・組織のマネジメントとは切り離せない。メンバーとの関係構築における大きな挫折を乗り越え、10社のPMI(※)を行う中で培われたのは、泥臭くも人に寄り添う力と、ミッションから逆算した組織を構築する力だ。それらは竹内氏のCHRO1年目にどう生かされているのか。本人に話を聞いた。(文・南部香織 写真・波多野匠)

※Post Merger Integration。M&A後の企業統合プロセスのこと

組織作りの試行錯誤と、10社のPMIを経て掴んだ原点

――竹内さんは常に難易度の高い環境へ飛び込んできた印象があります。その背景にはどういった意思決定の軸があるのですか。

竹内:根幹に「ビジネスを通じて恩返しをしたい」という思いがあります。私もさまざまな人にお世話になってきました。その恩を今まで出会った人やこれから出会う人に、生活や感情が豊かになるプロダクトやサービスを届けることでお返ししたいと思ったのです。そのためにあえて、1社目は当時大きな伸び代が予想されたモバイル広告の代理店、2社目は自分よりも年下の人からも学べるようになりたいと思い、22歳の社長が興したクラウドソーシングの会社に入社しました。稀有でありながら、多くの経験を積める環境を好んでいました。

――その中で、人・組織のマネジメントの原点となった経験はありますか。

竹内:1社目のモバイル広告代理店で、大阪支社の立て直しを担当した際の実体験です。入社3年目で売上1位になりMVPを獲得した実績を買われ、責任者に抜擢されました。しかし当時の私は、「成果を出すこと」ばかりに目が向き、現場のメンバー一人ひとりの強みや想いに寄り添う視点が欠けていたんです。自分のやり方を一方的に求めてしまった結果、メンバーの離職を招いてしまうなど、組織として十分な成果を出せない状態に陥ってしまいました。

――それはショックですね。そこからどうやって立ち直ったのですか。

竹内:自身の

…

会員登録(無料)すると、続きをお読みいただけます
HR Frontier
新規会員登録 無料 のご案内
  • すべての記事が読み放題
  • カンファレンスにご招待
  • 「HR LIBRARY」特別無料トライアル
WRITTEN BY

竹内將人

株式会社ログラス 執行役員CHRO

新卒で設立3年目の広告代理店ベンチャー、株式会社アップデイトに入社。大阪拠点責任者や新規事業開発を歴任。2015年9月、ココン株式会社(現・GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社)に入社し、グループ取締役COOに就任。約10社のM&AおよびPMIを通じたバリューアップを主導。 2022年5月、株式会社ログラスにBizDevとして参画。BizDev・Salesマネージャーを経て、2023年5月に執行役員COOに就任。2026年5月より執行役員CHROとして、組織戦略および人事領域全般を統括している。

この執筆者の記事一覧
この記事をシェア
リンクをコピーしました

関連記事

すべて見る

HR Frontier会員登録で、
プレミアムなコンテンツに今すぐアクセス

HR Frontierへ会員登録(無料)いただくと、すべての記事が読み放題になります。

無料会員登録