人間関係の板挟み、経営層から降ってくる抽象度の高いお題、そして覚悟を決めた退職相談。人事は一日中、誰かの人生や組織の歪みが発する「声」を受け止めている。日が暮れる頃には、ただ耳を委ねるだけの時間が欲しいもの。リラックスして聴けて、明日のインスピレーションが得られる素敵なPodcastをご紹介。
おいしい組織~いま経営者にきいてほしい人事と事業の話~(事業人×Chronicle)
確かに組織づくりは「料理」に似ているのかもしれない̶̶。そう思ってしまうのは、膨大な組織課題と向き合ってきたパーソナリティが、メンバーの持ち味を生かしつつ人事施策を進める方法を語ってくれるから。直感という「目分量」から抜け出したい人のために。
おすすめエピソード:仕事と「老い」について考える
近本光司の「チカブレンド」(サンキャク株式会社)
阪神タイガースの現役選手が、思考の軌跡を開陳してくれる貴重な内容。アスリート特有の身体感覚から放たれる独特のロジックは、「仕事論」としても聴ける。自分の身体と頭を、もっと信じてみようと背中が押される番組だ。野球と同じくらい(?)の熱量で語られるコーヒー談義も面白い。
おすすめエピソード:盗塁=勇気の鍛錬
脳科学,脳LIFE(TBS RADIO)
ストレス解消法から「かゆみの止め方」、果ては「トム・ブラウンのみちおさんの脳」の話まで。脳にまつわる面白いエピソードをわんさか紹介してくれる、ためになる番組。科学者がパーソナリティを務めるが、TBSラジオらしい軽快なテンポの語りで堅苦しさはゼロ。脳を休めるのにもってこい。
おすすめエピソード:なぜソファに座ると動けなくなるのか
TRANSITWorldview~旅と世界の話~ (TRANSIT magazine)
美しい写真と丹念な取材で旅好きを魅了する雑誌「TRANSIT」の空気感がそのままパッケージされたトーク番組。特集に合わせて現地訪問の裏エピソードがたっぷり語られる。知らない地名がどんどん出てくるので、地図を見ながら聴くと楽しい。聴き終わると、すぐに有給の計画を立てたくなる。
おすすめエピソード:極北ラップランド100km博物をめぐる探検ハイク
ワクワクラジオ【10分ラジオ】(WAKU2RADIO)
疲れてもう何もしたくない時でも、なぜかこれだけは聴ける。仕事モードをオフにするのにちょうど良い湯加減の、関西発・生活密着型バラエティ。一度も会ったことがないのに、パーソナリティの二人が学生時代の友達に思えてくる。ポッドキャストアワードの受賞カテゴリはもちろん、「コメディ・お笑い部門」。
おすすめエピソード:ポジティブマインドはユニバーサル
ひと駅人事ラジオ(PeopleX勝村・久保)
次の停車駅までのわずかな時間で気軽に聴ける、人事にまつわるこばなしたち。40代のベテラン人事経験者ふたりの会話は、リアルな実体験からくる示唆が豊富で、いまの人事トレンドを考える際の新しい視点をもたらす。ときおり、あらぬ方向に脱線する雑談話もまた魅力だが、電車の乗り過ごしにはご注意を。
おすすめエピソード:人事における「クリリン・ヤムチャ問題」について
コンテンツ過剰接続(私はこーへ/キムラ)
組織にはみな独自のカルチャーがあるが、1億2千万の「日本」という巨大な集団にも、共有される何かがある。アイドル、アニメ、音楽など、話題のエンタメコンテンツを縦横無尽に結びつけるマシンガントークは、われわれが生きる「いま」を理解する手がかりを思わぬ形で提供してくれる。
おすすめエピソード:特集:あのちゃん「ミスiDと『ちゅ、多様性。』」
超相対性理論(超相対性理論)
あらかじめゴールを定めず、どこに辿り着くかわからない議論を、具体と抽象を行き来しながら考えるスリリングな知的トーク。「ノイズ」「飽き」「贈与」「精神性」「記憶」などテーマはさまざまで、ゲストもバラエティに富む。スケールの大きな問いが好きな人事の方へ特におすすめ。
おすすめエピソード:組織と衝動の相性とは?